こちらは前回の記事をベースに構築しています。
例えば、わたしが私自身に望んでいたことは『自分らしく生きること』です。
私自身も金星の年齢域くらいまでは他人軸で生きていた人間ですので、今考えれば本当の自分が求めていることをちゃんと理解出来ていなかったのです。
その結果、自分では自分らしさを追求しているつもりでいながら実際には本当の望みと違うことを追い求め、失敗を繰り返して来ました。
“どう生きれば人生が開かれていくのか”を知りたくて、自分なりに占星術を解釈し「星を使う」ということを意識して星を読み、実践しました。
その結果、自分の人生を軌道に乗せることが出来た今は『自分らしく生きるためにはどうすればいいか?』に答えを出すために学んだことを、“過去の自分と同じように悩んでいる人の為に使っていく”というのが今の活動に繋がっています。
その人生の目的を形にしたのが潜在能力開花トランスミットリーディング©︎とハウススコアリング©︎セルフリーディングテキストです。
ハウススコアリングは©︎現在430名以上の方にダウンロードして頂いています。
- 綺麗になりたくてメイクを研究した人がメイクの仕方を教える仕事をする
- 勉強が出来なかった人が東大に合格して、勉強法を教える仕事をする
- お金を稼ぎたくてその方法を学んで結果を出した人がそのハウツーを教える仕事をする
「仕事したくない」を極めてプロニートになった人がいます。
余り仕事をせずに如何に生きるかという方法が話題になって、本になり、結果的にそれでお金を稼げるようになったのです。
声優の中村悠一さんは「ヒーローになりたかった」とか。
現実的に考えたら無理ですが「声だけならなれるじゃん」という発想の転換で声優という職業を選んだそうです。
実際にアメコミのヒーロー、キャプテン・アメリカの吹き替えを担当されています。
メンタリストのDaiGoは研究者を目指していたそうですが、叶わず。
ですが「いくらお金があっても、結局欲しいのは本を読んで猫と一緒に居られる生活」だと言っていましたので、これが彼の望みであることが伺えます。
彼は猫と一緒に、本から得た知識を動画で配信しています。
上記の例は全て職業が前提になっていないのです。
自分の望みを追い求めた結果として、仕事や職業に繋がっています。
これらは<8月の宙>で話した“変化や成長を感じられる”にも該当します。
この変化や成長とは、あくまでも“自分の望みを叶えるための変化や成長”です。
“趣味でやるやりたいこと”は楽しいだけでokですが、“仕事になるやりたいこと”は自らの望みを達成するための変化や成長を感じられないと難しいです。
何故なら、自分の変化や成長(自らの望みを達成するために手にした知識やそのために始めたこと)がお金を生み出す元(仕事)になるからです。
自分の望みに近付いたり、望みを叶えられることで自分自身が豊かになっていき、自分自身が豊かになるからこそ、人に与えることが出来る。
商品を売る際には、マーケティングやターゲティング(“どのような客層にどういうアプローチで商品を売るか”という販売戦略の構築)をします。
需要と供給が一致しないと商品は売れませんので、“求められているものを提供”しなければなりません。
やりたいことを探すと言うと、“趣味で楽しい”を基準にやりたいことを考えます。
しかし「趣味のやりたいことをそのまま仕事にしようとすること」は“自分が提供したいものを提供する”行為であり、尚且つ、ただ楽しいだけでは“自分の求める状態の達成”にも繋がりません。
これが、好きなことが仕事(お金)に結び付かない原因です。
拡がっていくものは、他者に求められるもの・他者のニーズを満たすものです。
しかし、他者のニーズばかり満たしていては自分が満たされませんので、自分のニーズを満たすもので他者のニーズを満たす必要があります。
やりたいこと(趣味のやりたいこと=純粋に楽しさを感じられるもの)と人生の目的(仕事になるやりたいこと=自分の変化や成長を感じられるもの)は別々に考えて統合する。
前者だけでは仕事(お金)にならず、後者だけでは満足感に欠けます。
このふたつが上手く結び付くものが天職になるのです。
趣味のやりたいこと×仕事になるやりたいこと=職業
特に知識や技術を商品にするような場合、自分のニーズを満たしていることはとても重要です。
自分のニーズを満たしていないということは、簡単に言えば“経験がない”ということ。
自分が自らに対して出来ていないこと、自分が結果を出していないことは説得力を持ちませんので、商品を販売しようと宣伝しても効果が薄くなります。
“経験に裏付けられた知識”であることに意味があるのです。
自分のニーズを自分で満たしてそれを仕事にすることは、過去の自分と同じ悩みを持つ人をターゲットに自分の経験から得た知識をシェアすることで自然とマーケティングが出来ます。
ですから、お金が動く仕組みを理解していなくても仕事に結び付いていく軌道に乗ることが出来るのです。
マーケティングの理想は、販売を不要にするものである。
ピーター・ドラッカー
これは販売員時代に痛感しています。
キロンが才能になるというのは、この辺の仕組みが関係しています。
傷を乗り越えて自分を変えた(自分の望みを叶えた)経験が、同じような思いをしている人の力になる。
例えば月とキロンが絡んでいる場合やキロンが4ハウスに入っている様な場合はキロンの苦手に向き合わないと安心感や居心地の良さというものを得られず人生全体が不安定になりますし、太陽と絡んでいれば生き甲斐になるものを見つけづらくなります。
火星に絡んでいればやる気や行動力を奪われ、木星と絡んでいれば人生を豊かにするチャンスを逃すことになってしまいます。
わたしはこれらに該当しており20代半ばでキロンに向き合うまでは本当に人生がグズグズでしたので、キロンの苦手を克服していなかったら間違いなく今やりたいことでお金を頂けている状態はなかったと言えます。
特にキロン自体が入っているサイン・ハウスはキロンに向き合わないと、それらが象徴するものを得にくくなります。
物理的に考えてみましょう。
物を使いたい時に、持っていることを忘れて無いと思ってしまえば買い足します。
買っているのにまた無いと思い込んで買い足す。
それを繰り返してお金(心の豊かさ)がなくなってしまう様な状態にキロンは似ています。
ちゃんとキロンに向き合ってみると、無いと思って買い足しているので沢山ストックがあることに気付いたりします。
苦手意識で蓋をした扉の向こうに、人に分け与えられる豊かさが沢山在るのです。
これに気付いてキロンを使うようになると、キロンがアスペクトを取っている天体の傷も癒えていきます。
よく苦手の克服や努力は必要ないと言われますが、それは自分のニーズを満たすための努力や苦手の克服ではないからです。
仕事で必要だから仕方なく・役に立ちそうだから・他人の目を気にして・成功者の言葉を鵜呑みにする等、こうしなければならない・こうした方がいいだろうという思惑が起点の努力に関しては、後の幸福感や人生を拡げていくことには結び付きません。
何故なら、本当の自分が必要としているものではないから。
努力すべき場所は土星とキロン。
ここはやればちゃんと結果が出ます。
占星術で仕事を見る時には、2ハウス・6ハウス・10ハウスを見ます。
自分のニーズを満たすためにやったことが、自分自身で作った財産=お金に変えられる価値=才能(次の牡牛座・2ハウス)になっていく。
これだけでは、まだ換金されていない状態です。
“金=ゴールドのインゴット”を有しているだけです。
そのインゴットを溶かして、自分なりの加工(自己表現)を加え6ハウスの乙女座で他者に貢献する力に変えた時、MCの人生の目的・10ハウス山羊座の社会的立場の確立に至る。
個人的には6ハウスのルーラーはキロン(サブルーラー水星)だと思ってます。
10ハウスのルーラーは土星です。
そして2ハウスのルーラーは金星ですが、これも個人的には地球でもあると思っています。
つまり、金星(好きなこと)を地球(人生の目的である天職)へ昇華させる・好きなことでお金を稼ぐための力になるのが、土星とキロンだということであり、好きなことは好きなことでも“自分の望みを叶えるために自らを成長させていける好きなこと”が、魂的に“本当に好きなこと”になるということです。
わたしの場合ですと、土星2ハウス射手座・キロン9ハウス双子座です。
【自分の資質を才能に変えることを追求するためのインプット⇔誰もが自分の才能を発揮出来るようにその知識をアウトプット】これが人生の目的です。
星はまず自分に使い、その後に他者へ使う。
火星と木星は、やりたいことと人生の目的を結び付ける力であり、それは後に天職を拡散させる力になります。
トランスサタニアンは現場監督や責任者のような立場で問題を指摘してくれます。
それを元に改善し、合格すると現実的な変化という目に見える形でご褒美をくれる。
そして、また次にやるべきことを啓示してきます。
【やりたいこと(金星・水星・太陽・月)×人生の目的(土星・キロン)=天職】
自分のニーズを満たすための努力は、人生の目的に繋がっていく。
やりたいことの見つけ方に関してはこちらの記事をご覧下さい。
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