X(旧Twitter)の方でも言いましたが、人生の目的が個人的なものであることはまずありません。

人生の目的とはMC/10ハウス/土星であり、マズローの欲求段階説で言うところの自己実現欲求です。

勘違いしている人も多いのですが自己実現欲求とは【自らの個性を最大限に発揮し、世の中により良い影響を与えていこうとする欲求】であり、それは【利他欲求】なんです。

土星というのは社会を支える天体でもあって、MCや10ハウスに辿り着くということは自分自身がその一部になるということ。

利己欲求を叶えることも絶対に必要なことだし大事なことなんですが、それは自己実現＝人生の目的とは違います。

こういうことを望んでいるけど「これは人生の目的なのか？」とか「何となく違う気がする」とか考えている方は、恐らく無意識下で利己欲求は人生の目的にはならないことを理解しているんだと思うんですよね。

だからその感覚は正しいと言えばそうなんですが、基本的には利己欲求を満たした先に利他欲求があるので、例えそれが人生の目的にならずとも望んでいることはやるべきです。

自分を満たしたことが他者も満たすことに繋がったら、それが人生の目的とかやりたいことになる可能性が高いということです。

ですから、やっていて楽しいこと・喜びを感じられること・結果が出たこと・成長出来たこと等「自分はこれをやることで人生にポジティブな影響があったから、あなたも一緒にどうですか？」と、他者に提案するのが太陽の自己表現であるべきなのです。

しかし自分を満足させられていない人が自己表現をしようとすると、無意識に「(その自己表現を“いいね”することで)わたしを満たして下さい」とか「わたしはこういうことを実現するのが目標なので協力して下さい」という自分が与えて貰うための自己表現になり、こうなってしまうとやりたいことが上手くいかなかったりします。

これがつまり承認欲求を拗らせている(他者と関わることで自分だけを見たそうとしている)状態と言えるでしょう。

自分を満たすための自己表現か他者(と自分)を満たすための自己表現かは側から見て判断出来るものではありませんが、やっている本人はわかるはずです。

わたし自身も、過去やっていて上手くいかなかったことは他者を満たすことなんて1ミリも考えていなかったと一瞬でわかります。
占星術はそこそこ芽が出ました(当社比です)が、やはりそれ以前やっていたこととの違いは“他者のため”が入っているかどうかです。

決して自分を満たすための自己表現がダメということではないのですが、“他者を満たす余地がないと仕事(お金を頂けるもの)にはならない”ということ＝月と太陽の自己表現の違いを理解しないと、無意識に月に振り回される人生から出られず自分の太陽を見出せずに自分探し・やりたいこと探しが終わらないので、そういったものを求めている人は苦しくなりやすいという話です。

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これって就職の面接の質問と全く一緒なんですよね。
「この会社(社会)に、あなたはどう貢献しますか？」

仕事としてお金を得るには、絶対的に世の中に何らかの形で貢献しなければなりません。

相手が人間ならそれっぽいことを言えれば何とかなります(生活費を稼ぐ仕事に就くことは可能です)が、天体に誤魔化しは通用しません。

本気でこの質問に答えられないと、人生の目的としての仕事＝天職には辿り着けないのです。

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『この世界で、あなたは“自らの個性”をどのように使い自分自身と自分に関わる人を幸せにするのか？』

『自分と関わる人の世界をどのように良くしたいのか？』

例に漏れず自分もそうでしたが、これを漠然と考えているというか何となくでやってるというか、そもそも意識すらしてない状態で人生の目的だったりやりたいことを探している人が多いような気がするんですよね。

結局、自分が満たされるために人生の目的とかやりたいことを探していて、しかもそれが見つかったら満たされると勘違いしているから、月(自分のためだけ)の自己表現を繰り返してしまい土星(社会に貢献出来る自分の個性)に辿り着けない。

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大人になったら与える側にならなければなりません。
それが月から太陽へのシフトです。
しかし太陽や土星を全うしようとする気持ちが強過ぎて月を疎かにしてる人もいるので自分を満たすことも大切なことです。
最初に説明したように、自分が満たされたことの感覚を共有するのが自己表現(＝太陽)ですから。

太陽は“得意なこと”も表すので、自己表現にそれが活かされているかどうかも重要なポイントになります。

【満たされる感覚の共有 / 得意を活かす】

これが出来ていないと【他者を満たすこと＝自分を認めてもらうこと＝承認欲求を満たすこと】が出来ないので、土星(及びトランスサタニアン)に阻まれてやり直しをさせられます。