トランシットの土星が4ハウスを通過する時、及びネイタルの月とハードアスペクトになる時は【無意識的な意識の習慣】を手放す時

こちらの記事をベースに解説している部分があるので、先にお読み頂くと理解し易いかもしれません。

昨年の10月頃にICにトランシットの木星・土星・冥王星が乗りまして、そこから木星が4ハウスを抜けるくらいまで(と言ってもまた今日から逆行で戻っちゃうんですけど)なかなか厳しい状況(メンタル面)が続いていたのですが、その中で思ったこと・気付いたことをシェアしていこうと思います。

まず、これらの天体は4ハウスを通過している訳ですが、4ハウスは基本的に“家”とか“家族”一辺倒の解釈しか出てこないんですよね。
で、結局そういう解釈に沿って自分に起きた影響を見ることになるので、その時期どういうことがあったかという実体験のブログ等を読んでもやっぱり家や家族にまつわる話ばかり。

確かに昨年10月から今年の始めに掛けて、父方の祖母が圧迫骨折し、母方の祖父が亡くなり、母がヘルニアになりました。

教科書通りの影響もしっかり出てはいます。
でも逆を言えば、しっかり出過ぎるから他の影響に意識が向かないのではないかと思います。

わたしとしては、それらの現象は自分に起きている変化の核心を全く突いていなくて「それ(現象)とこれ(変化)とは別」という感じが強くありました。
しかし、変化は感じているものの、何がどう変化しているのかもよくわからない。

でも確実に無意識の深い所では繋がっているはずなので、現象と変化の間のモヤモヤを意識化することに集中した結果

わたしが大きな変化を感じている場所は【無意識的な意識の習慣】です。


“行動に至る前の考え方とか感じ方”って感じですかね。
いつもこう思ってこうしてた・こう考えてこうしてた。
ちゃんと思ってやってる・考えてやってるから、その奥があるってことに気付き難いんですけど「それって無意識(意識の奥底)にこういう想いがあったからなんだな」「だからこういう結果に結び付いてたんだろうな」っていう理解が半端じゃなく雪崩れ込んで来ている状態です。

※水サインは全て無意識と関係します。
前に説明した8ハウス的な無意識とは“エゴ”のこと。凝り固まった無意識。
4ハウス的な無意識は“日常的に繰り返している意識の習慣”。
12ハウスの無意識は、答えがそこにあっても答えと認識出来ないような“盲目的無意識”です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。


【無意識的な意識の習慣】とは何か。

インナーチャイルドに置き換えても遠からずと言ったところですが、子供の頃というよりは10代〜20代前半の経験(月〜金星の年齢域)を含む気がします。
義務教育は3ハウス、高校・大学は9ハウスとされていますが、これらは日常的で身近なものであり4ハウスの象意にも当て嵌まるからです。
そしてこれらの経験(学生時代)は社会活動(仕事=これも日常的なもの)を行う基盤になる。

つまり、人生とは日常の積み重ねなんです。
なので、4ハウスは人生の基盤とも言われます。
この人生の基盤を形成するのが金星の年齢域(大学卒業)くらいまで。

社会人になる前に自分の生き方を決める時期というのが設けられており、この時期の生き方でその後の人生がある程度決まってくる。

その後の人生のが長いですから酷なんですけどね、これが現実ですよね。

そしてこれがある程度固定されてしまうと、大人になってから人生を大きく変えるのは色々な意味でなかなか難しかったりします。
出来ないことはないけど、かなりのエネルギーを使うのは確かです。
これは形成されている人生の基盤と求めている人生のズレが大きくなればなる程、大変になります。

従って、人生の前半に培ったものが大人になっても行動範囲の基礎(コンフォートゾーン)になっていくのです。


仕事に関してホロスコープから「何が向いているのかを見る」というのは占いの定番ではありますが、はっきり言って“向いている”ことと“向いている職に転職出来るかどうか”は話が別なんです。

わたし自身がそうでしたが、ホロスコープ見てもエニアグラムでも他の適職診断みたいなものでも、何やっても研究者って出ます。でもそれを知ったの30歳過ぎです。
今はそれを個人的に活かそうと思ってブログやnoteをやってますが、大学も行ってないし、適性を活かして普通に就職すると考えたら完璧詰んでる訳ですよ(笑

4ハウスの基盤を元に積み重ねたもの(1〜4ハウスのルーラー火星・水星・金星・月をどう使ったか=何を求め何を想い何を考えどう行動して来たか=日常的な思考と行動)が10ハウス(社会的立場や肩書き=結果)になる。

10ハウスは“継続”や“積み重ね”が基本。

だから、これまで向いていないこと・楽しくないこと・本心と違うことを積み重ねて来てしまったのであれば、まず新たな土台を別に用意してから土台を入れ替える(もしくは、これまでの土台を壊して一から再構築する)作業が必要になります。
ですから「いきなり向いている仕事に転職して稼げる状態になる」とか「いきなり気持ちの上で満足出来る仕事に就く」とかは、残念ながら実際問題ほぼ無理なのです。

これまでとは違う仕事に転職したい=何年も積み重ねて来て人生の土台になっているものを変えたいってこと。
それはつまり別のものを一から新しく積み上げていくことを意味しますから、簡単ではないです。

ビジネス書なんかでは『人生を変えたかったら習慣を変えろ』と言われます。

意識せずに習慣的に繰り返している日々=日常=人生を作っている源だから。

4ハウス(日常的な思考と行動)の積み重ねが10ハウス(実現出来る物事の範囲)になり、否が応でもこれが人生の柱(考え方や行動の軸と、それによって達成される物事)になってしまう。

それくらい4ハウスって重要なハウスです。
人生の基盤ってこういうレベルのことだと思います。

で、話を戻します。

このように人生の前半に培ったものは後の人生全体に大きく影響していく訳ですが、これらは物理的な行動範囲としては勿論、内面的(心理的・精神的)にも作用します。

と言うより、4ハウスのナチュラルサインは蟹座(水サイン)でルーラーは月です。
内面に強く作用する場所なので『内面的な意識の習慣(=無意識的に繰り返す思考と行動)が“結果”という壁を作る』と言った方が正確でしょう。

月は潜在意識(無意識)と深く関わる天体なので、これが所謂「上手く行かないのは潜在意識に問題がある」と言われるアレになる訳です。


若い頃に構築する意識というのは自己防衛で培った鎧みたいな所があります。

too fast to live, too young to die

“生きるには早過ぎる、死ぬには若過ぎる”

James Dean / Eagles

パンク界隈で死ぬほど引用されてる言葉で元ネタの意味はちょっと違うんですけど、わたしには若さ故の葛藤を表す言葉に思えます。

子供の頃は誰でも皆んな等しく人生経験が少ない状態です。
ですから、人生の波を上手く乗りこなせないのが普通なんです。

よって無意識に殻を作って自分を守ろうとしますが、それが内的(無意識的)なコンフォートゾーン=決まった思考・行動パターン(行動範囲の枠=キロンと土星の壁)になっていくのです。

月を上手く扱えないこと(自分の想いを上手く形に出来ないこと)が、キロンの傷と土星の困難(苦手意識やコンプレックス)になります。

土星は自分が出来ていない自覚があるポイントなので自分でも克服したいと思っていることも多いですが、それが難しい原因は“無意識に繰り返す思考からの行動パターン(10ハウスの土台になる4ハウスの方=月)”にあるので、土星を力技で超えようとしても(意識を変えずに結果だけ変えようとしても)なかなか超えられません。

結果を変えるためには、結果を生み出す原因になっている部分(意識)を変える必要があります。

原因が分からないまま対策をしても確実な結果は得られません。
問題の大半は“問題の原因を正しく認識出来ていないこと”にあります。

原因が分かれば対策を考えるのは然程難しくはありません。
原因が分からないから、結果を出す方法が分からなくて悩むんです。

とは言え“結果を生み出す原因になっている意識”は無意識なので気付き難いのは確かですが、それを意識化させるのが土星が4ハウスを通過した時や土星がネイタルの月とハードアスペクトを形成した時。

この時期に起こる出来事及び心境の変化は、無意識の領域にあって普段は気付かない(薄々気付いていても何となくスルーしてしまっている)けれど、人生に大きく影響を与えている意識に目を向けさせ、そして変える切っ掛けになると感じています。

その他、トランスサタニアンがICや4ハウスにある天体に乗った時やトランスサタニアンがネイタルの月とアスペクトを形成した時もこの傾向がある様に思います。

重要なことは、天体はあくまでも無意識に気付く機会を与えてくれるだけであって、気付けるかどうかは本人の意識の向け方次第だということ。

『この出来事は自分に何を伝えているのか』

という視点を持って考えることで“何か”に気付くことが出来ます。
そしてその“何か”に気付けば、自ずと道が開けます(どうすればいいかに答えが出ます)。

“今”という結果を生み出している根本的な原因(無意識的な意識の習慣)に気付いて、それを変える切っ掛けにしていく。

トランシットの天体の影響は、自分の星(ネイタル)を成長させるために使わなきゃ勿体無いと思います。

“気付いたことを切っ掛けにどう行動していくか”
これが成長(月の願いを叶える力を手にすること)に繋がるのです

大事なのは“トランシットの天体の影響を何処に持っていくか”であり、トランシットの天体のエネルギーを持っていくべき場所がネイタルの天体です。

  • 月だったらその出来事から自分の内面を見直す。
  • 太陽だったらその出来事から人生に対する向き合い方・命の使い方(この人生で何を成していくのか)を見直す。

現場(トランシット)で起きた問題は本部(ネイタル)に持ち帰って議論しないと、根本的な解決には至らないのです。
それをしないと、また現場で同じ問題が発生します。

トランシット土星のエネルギーを使いネイタルを強化するために意識すると良いこと、トランシット土星×全天体分はnoteで公開を予定しています。現在構築中。


星は、あくまでもこれらに至る(ネイタルを強化する)切っ掛けを作ってくれるに過ぎません。

前回の記事にも書きましたが、星の影響は勝手にそうなるのではなくて、星の影響を受け取って、そこから何を考えどう行動するかで結果になります。

確かに、ネイタルの月とトランシットの土星がハードアスペクトを形成すると精神的にキツい時期になりやすいのは確かです。

だけど病気と同じで、痛みがあるから何処かに悪い所(痛みの原因)があるって気付けるんです。

ちょっと体に不調があっても深く考えずにスルーして後々大きな病気になってしまったりするようなことを、自分の気持ちに対しても自然にやっている人も多いです。

無意識に当たり前にやっていることなので、重たい天体からそれなりのボディーブローを食らわないと無意識にスルーしてることにすら気付かないこともある。

だからある時、大きな痛みをくれるんです。
それもギフト。

「このままじゃダメだな」って気付くための痛みだから、ネイタルの月とトランシット土星のアスペクトで何か物事が上手くいかないと感じる時は、間違いなくその原因は自分の内側にあります。
内面にフォーカスしてその原因を探ると、“気付き”に繋がりやすい時。

何かに気付いたなら、手放すべきものを手放して、新たな環境を整えていく。
心機一転スタートを切る時でもあります。

意識(気持ち)が変われば行動が変わり、行動が変われば結果が変わります。

行動を変えれば結果は変わる。
そんなことはわかっちゃいるけど、それが難しいって人も多いと思うんです。
じゃあ何で行動を変えるのが難しいかって言ったら意識(気持ち)が変わってないからです。

頭では理解出来るけど、心が納得していない状態。

これだと行動を変えるのは難しくなります。
でも、意識を変えたら行動は簡単に(自然に)変わります。

行動に至る前の意識(行動を変えられない原因=自分が心の奥底で何を嫌がっているのか)を知らない(自分の本当の気持ちがなかなか見えないことを言い訳にちゃんと見ようとしない=モヤモヤの言語化をしない)から、行動を変えられなくて結果が変わらないんです。

求めているものばかりに意識を向けがちなんですけど、何が嫌かを明確にしないと「やりたいことのはずなのにやる気が出ない」みたいな矛盾した状態になるので、引っ掛かりを取り除いてあげることも大切です。

ちゃんと月(自分の気持ち)に寄り添って、置いてけぼりにしないで手を引っ張ってあげる。
そしたら動いてくれます。
そのためにはその気持ちに“気付く”必要があるんです。

“本当の気持ち”は無意識にあるので簡単には見えないし、実際なかなか根気がいる作業ではあります。
でも、それが出来るかどうかが結果を変えるんです。

土星は時間が掛かるけど、やったらしっかり安定させてくれる天体でもありますから。



既存の占星術って(占星術自体がと言うよりは読む人の捉え方の問題ですけども)目に見えないものを扱ってる割に目に見えるもの(現象)に囚われ過ぎている気がします。

画像は下記のサイトから引用させて頂きました。

潜在意識の説明では氷山を例えに上の様な図を見掛けることが多いですが、正にこれそのものなんですよね。

表面(の出来事)しか見てない。
無意識と関連するサインなので、水サインに関しては特にこの傾向強いです。

だからこそ、星の影響を“出来事”として捉えるべきではないと思うんです。
見るべきは氷山の下。

大切なのは、その出来事は自分にとってどんな意味があるのかを考えること。
そうして見えてくるものが糧となり、その後の人生がバージョンアップしていくのです。