マイナー小惑星11天体の占星術的解釈一覧と読み方

小惑星には、惑星を補完するような働きがあります。
小惑星を読み解くことで、より深く自分の生きるべき道が見えてきます。

小惑星の出し方はこちらを参考にして下さい。


小惑星の読み方




  • 「どのように行動するか」という取り組み方 ⇒ ①小惑星のあるサインと、その小惑星のハウスカスプのサインを見る
  • ①を達成するためにどうするべきか ⇒ ②小惑星とアスペクトを形成する主要天体があるハウスを使う アスペクトはハード・クインカンクス(インコンジャンクト)>ソフト
  • ②のハウスを使うためにどうするべきか ⇒星を使うための<ハウス×天体><ハウス×星座>解釈を参考にして下さい。※①と②に関してもこちらの記事の一覧から読み解けるようにしてあります。(してあるつもりです。)
  • ④天体の意に沿って行動することで変化が起こる場所 ⇒ 小惑星のハウスを見る
  • ⑤小惑星と小惑星とアスペクトを取る天体のサビアンシンボルも含めると、より明確になります。



小惑星解釈一覧

マイナー天体は、その天体の象意を達成しているor取り組んでいる場合とそうでない場合で実感には個人差があるかと思います。

“そうである事実”ではなく“そうであるべき事実”として、意識して取り込むことで人生の可能性を拡げるものと捉えて下さい。

アポロ群
ミトラ
アステロイドベルト
ベスタ
オシリス
イシス
リリス
ケンタウルス族
キロン
フォルス
ネッスス
キュビワノ族
ヴァルナ
クワオアー
その他
セドナ

※小惑星一覧は随時更新していきます。

小惑星ミトラ(ミスラ)は宇宙の秩序や人類の倫理を司る天空神や司法神(最高神、始源神)であり、契約の神です。ヴァルナとミトラは表裏一体で、ヴァルナは契約の履行を監視し、ミトラは契約を祝福します。
夫婦神ではありません。どちらも性別を超越した神です。

ヴァルナとアスペクトを取る天体に取り組んだ結果、約束される報酬(ミトラが入室するハウス)を表します。
ミトラとアスペクトを取る天体を上手くコントロール出来るようになります。

関連小惑星:ヴァルナ(281.03)  関連記事:小惑星ヴァルナとミトラー統合への軌道修正

ローマ神話の「竈(かまど)の女神」ウェスタ(ヴェスタ)。
ギリシャ神話のヘスティアー「炉の女神」とも同一視されます。古代ギリシャに於いて「炉」は家の中心であり「生活の中心になるもの」を意味します。

現代の生活の中心は主に仕事です。
基本的には、仕事をしなければわたしたちは食べていけないので、「竈」との関連性も出てきます。日本で言うと「大黒柱」に当たるかと思います。

お金を稼ぐ際に必要になるスタンスや、意識するべきことを表します。

イシスによって再生されたオシリスは冥界の王となります。

イシスとアスペクトを取る天体の力を着地させる場所(オシリスのハウス)とその使い方(オシリスとアスペクトを取る天体)。

イシスによって再生させた男性性を発揮すべき場所です。

関連小惑星:イシス(3.82)

イシスは月の女神として知られています。
殺された夫・オシリスを再生させる神話があります。
イシスとアスペクトを取る天体を使うことで、イシスがあるハウスに変化が起こり、以下の力を再生します。

  • 内なる男性性(男性サインを使いこなす力)を再生させる力
  • 男性性と女性性を統合し、月の引力(欲しいものを引き寄せる力=魔力=魅力)を取り戻す力

関連小惑星:オシリス(3.8) 関連感受点:ブラックムーンリリス

関連記事: 男性性と女性性の統合とは、男性サインと女性サインをバランス良く使うこと / 真実のリリスートゥルーブラックムーンリリスの『性』と『創造性』

小惑星のリリス(リリト)は闇に葬られる前の純粋なリリスの創造性を表します。
初源の男性性であるアダムの最初の妻です。

内なる男性性と女性性が統合された時に発揮出来る力を表します。
アスペクトを取る天体を上手くコントロール出来るようになります。


ブラックムーンリリス(月の遠地点であるリリス)については真実のリリスートゥルーブラックムーンリリスの『性』と『創造性』をご覧下さい。


ダークムーンリリスは、地球と月の遠地点であるリリスの間です。
そこに赤いダストの様なものが在るとか無いとか何ともはっきりしないのですが、それは、不確かなものであっても、見える人には見えるということを物語ります。

リリスの純粋な創造性を取り戻す(本来の自分)に戻るための入り口。

ダークムーンリリスをホロスコープに表示するにはh58と入力して下さい。
発見者の名前 Waldeと表示されます。

小惑星キロン(カイロン)は傷や苦手意識を表します。
キロンを克服することで才能が開花し、生まれ変わったような変化を遂げます。
キロンについては詳しく解説したものがありますので以下をご覧下さい。

関連小惑星:フォルス(91.72)

ギリシャ神話のポロス(ラテン語でフォルス)は、キロンに刺さった矢(傷を作った原因)を観察していたところ誤ってその矢を足に落して自分も死んでしまいますが、『死』は『生まれ変わり』を象徴します。

  • 小惑星フォルスはキロンの傷と向き合う際に、必要になるスタンス ⇒ ①,②,③,⑤
  • キロンに向き合うことで、生まれ変わっていく場所 ⇒ ④フォルスのハウス

キロンと合わせて見ると、キロンを克服する方法をより深めることが出来ます。

関連小惑星:キロン(50.76)

ギリシャ神話のネッスス(ネッソス)は、負の連鎖のはじまりを象徴します。

古いパターン(カルマ)のループに陥っている原因、もしくはそれを絶ち切るヒントになります。

ネッススとアスペクトを取る天体 ⇒ ループを絶ち切る力

小惑星ヴァルナは宇宙の秩序や人類の倫理を司る天空神や司法神(最高神、始源神)であり、契約の神です。ヴァルナとミトラは表裏一体で、ヴァルナは契約の履行を監視し、ミトラは契約を祝福します。
夫婦神ではありません。どちらも性別を超越した神です。

契約(使命)を果たすために取り組むべきポイントです。

関連小惑星:ミトラ(3.27) 関連記事:小惑星ヴァルナとミトラー統合への軌道修正

クワオアーは、アメリカの先住民であるトングヴァ族に伝わる神話の創世神から名付けられました。

人生を自らの意志で創造していく際に必要になるスタンス

公転周期が1万年を超えるセドナは、太陽からの光が殆ど届かず表面温度が-240℃以下と考えられることから、 厳寒の北極海の海底に住むという伝説を持つ海の女神の名前が付けられました。

セドナの神話は男性に振り回される不幸なものばかりなのですが、これはやはり“太陽(男性性)の光が届かない”ことに起因するのだと思います。

「海」は潜在意識のメタファーです。月や海王星のハイオクターブのような天体。
セドナがあるハウスは無意識の深い部分に抑圧されたものを表すと同時に、それを解放する手段(②,③)を示す。思い込みを脱する力。