044: 牡牛座14度

手が届く範囲にある自分に出来ることを探して実行する

  • 身近にある可能性に意識を向けること
  • 自分の中に埋もれている才能(お金を稼ぐ力)を引き出す
  • 自分に出来ることの積み重ねが大きな結果をもたらす
牡牛座14度 【ON THE BEACH, CHILDREN PLAY WHILE SHELLFISH GROPE AT THE EDGE OF THE WATER. 浜辺に打ち寄せる波の淵で、貝を探して遊ぶ子供

子供たちが貝を探して遊んでいるイメージです。
探しているのは、貝殻ではなく中身の入った貝です。
“浜辺”とは海と砂浜の境目のこと。
海は潜在意識を暗示しますが、貝を探している場所が浜辺であることからこのサビアンシンボルの象意は顕在意識を表します。
古代に於いて、貝は貨幣だったそうです。
なので貨幣の「貨」には「貝」の文字が入っており「財」や「寶」等、金品を表す文字に使われています。
子供は可能性の象徴です。
子供たちは潜在意識から顕在意識に打ち上げられたお金を稼ぐ(自分の才能を発揮する)ためのアイデアを探して遊んでいるのです。

人は、今ここに無い何かを求める時「ここには無い」と思い込んでしまっているので遠くを探してしまいます。
でも、実は「足下に埋まっている」のですね。
仮に、遠くに希望が見えたとしても、それを取りに行くのは難しい。
当然ながら、身近にある自分に出来る事しか出来ないのです。
大きな夢や理想を実現するプロセスというのは、手が届く可能性に手を伸ばすことの繰り返しで実現していくもの。
貝は砂に埋まっているので探さなければ見えては来ませんが、探す場所は“どこか”ではなく“ここ”なのです。
正に「灯台下暗し」的なサインであると思います。 
子供たちが楽しんで貝を探している様子から、お金を稼ぐ(自分の才能を発揮する)ためのアイデアは自分の楽しみの中に埋まっていることを教えてくれています。

このサビアンシンボルを上手く使えると ⇒ 着実に行動していく力が身に付きます。

今の現実と理想の間には必ずギャップがあります。
そして、その壁は厚い。
それを超えるためには、山を登るように、一歩一歩、自分の歩幅で、少しずつ、自分に出来ることを繰り返すこと。
それ以外に達成する道は無いのです。
イチローも「小さいことを重ねることが、とんでもない所に行くただひとつの道」だと言っています。
多くの人は、山の頂上から見える景色は見たいけれど、登山というプロセスを躊躇います。
人生も同じで、今よりもいい人生を望むのであれば山を登る決意(ある程度キツイ行動を継続する努力)をしなければなりません。
しかし、努力出来ることこそが才能だと言われるように、それは簡単なことではありません。
だからこそ、好きなこと(その先の景色を見るために苦労を楽しめること)を探す必要があるのです。