<4月の宙>本当の自分を生きるということ

※こちらの記事はヘリオセントリック(太陽中心のホロスコープ)を基準にし、ジオセントリック(地球中心のホロスコープ)を掛け合わせて読んでいます。

ここしばらくキロンが大きな鍵となっており、3月は「問題点の洗い出し」のような時間となりました。
キロンは現在、牡羊座(自己・アイデンティティーのサイン)に滞在しており、自分の不甲斐なさやダメなところが目について落ち込んだり、意志や信念が揺らいで自信を失ったりということが起こりやすくなっています。
コロナショックの煽りを受けて、先の不安等で現れている場合もあるかと思います。

占星術の情報を受けっている方は、新しい時代が来ることはもうとっくに知っていた訳で、これからの時代に求められる生き方をそれなりに準備して来ているでしょうから然程混乱は無いかと思いますが、そうでない方は突然のことにパニックになるのも無理はないのかもしれません。

「新しい時代を、どう生きていくのか」

それを願いと結び付け目標を射抜く矢を構えた時、的と矢の間にある障害物に気付きます。
それを出来る限り除去していく(新しい目標を達成していくに当たり、もう自分に必要なくなっているものを取り除く)作業と、大きな障害物であれば取り除くための準備を促されました。
自己を根底から大きく変化させることが求められているので、どちらかと言えば障害物は大きい(多い)です。
よって、まだ片付いていないことの方が多いかと思いますが、ここからは自己実現に向けて積極的に行動を起こしていくことが求められます。

試行錯誤を繰り返しながらの自己の確立

“自分がどうしたいのか”を確認するために行動する。
頭で考えているだけでは、わからないものです。
実際に行動して、体験してはじめて「それが本当にやりたかったことなのか」
「やるべきことなのか」がわかります。
自分の道を見つけるためには、“可能性を絞り込むこと”
やってみて「違った」ということを知るのも大切です。


ジオセントリックでは、3月22日に土星がお試しで水瓶座に入りました。
5月11日には逆行をはじめて再び山羊座へ戻りますが、この2ヵ月は新しい自分を生み出すために必要だと思うことにトライしていく時です。

外に出ることには制限がありますが、出来ることはあるはずです。

自分のことに集中出来る“今”を逆手に取り、新しい時代への準備をする。

この期間はどこにエラーが出るのかを知るための期間ですから、上手くいかないことに焦ったりイライラして早々に「もうやめたー!」ってしないこと。
世間の風潮からもわかる通り、今年はそう簡単にものごとスムーズにいかなくて当然と思うくらいでちょうどいいです。
トライアンドエラー・試行錯誤は当たり前

やってみて改善点を見つけ出すことに目的があるので、それを念頭に地道に試行錯誤を繰り返していくことが今年の波を上手く使うコツです。

自分らしい生き方を探して、自ら人生を創り上げていく積極性が強く求められます。

これまでずっと受動的な生き方をして来たひとには、かなり厳しい流れになるかもしれません。
自分で自分の道を見出すことは、意志の強さや覚悟も問われることになります。
その際に必ず必要になるのが「自己」です。


【水瓶座の時代】は【個性の時代】

「個性」の土台になるのが「自己」なので、しっかりそこを固めるために、上手くいかない・スムーズに進まない状況の中でも“本当にそれをやる覚悟があるのか”を試されます。
ここに土星(努力・忍耐)と冥王星(破壊・再生)の力が働きます。
土星を突破出来ない場合、冥王星にやり直しを喰らうでしょう。

このふたつの天体の試験は厳しいです。

新しい時代に向けた変革は、簡単にはいかない。

土台が固まっていなければ、個性の発揮には程遠いからです。
よって個性の発揮の前に自己の確立を促されます。


【自己】とは
自分が自分で認識する自分
誰に何を言われても「いや、わたしはこう思う!わたしはこうする!」と言えるような
自分で自分を確かなものにする要素
素の自分が何を思うか、どう行動したいかを明確にしていくことで意志を育てる
自信や信念に繋がるもの
飾らない・混ざらない自分自身の本質
1ハウス・牡羊座

※ここに今キロンがあるので、自分に向き合う時にキロンがセットになります。
2019年に牡羊座にイングレスしたばかりなので、残念ながら2027年まで牡羊座に滞在し、徹底的に自己を洗い出す流れが続きます。
何故なら「個性」を発揮するための必須条件だから。


【自己表現】とは
これは牡羊座の素の自分自身をそのまま表現するということではなく
自分をプロデュース(演出)して出す自己=表現力
5ハウス・獅子座

ここの演出が出来なくて、素のままの自分(牡羊座)を出してばっかりだと自己中になる。
獅子座は自分を出すための演出を学ぶ場所。


【個性】とは
他者から見て分かるその人の特徴
10ハウスの社会的立場(肩書き)の次で5ハウスの自己表現の反対側
自分を演出して表現した時に誰かに認められる(認識された)パーソナリティ
11ハウス・水瓶座

水瓶座の時代に求められるのはここなのです。
はっきり言って、難易度は高いと思います。


【自分らしさ】とは、自己と個性のバランス
素の自分と他者に認識される自分の齟齬が大きければ大きい程、自分らしさから遠ざかるということになります。なので、自己表現に於いて、より本質的な自分を上手く魅せる(誤魔化す)ことが大切。

基本的に人は自分勝手でいい。というかある意味自分勝手じゃないと自己は確立しません。

しかし先述したように、ただの自分勝手は自己中でしかないので、それを上手く個性にするための表現力が必要です。マイナス要素を如何にクリエイティブに持って行くか。
自分を偽れる人・カメレオン能力の高い人は演技力(表現力)はあるので、問題はそこに如何に自分を入れるかです。
勿論、作品や仕事(創作物)という形で素の自分を落とし込むという表現方法もあります。


要はとことん素を出して嫌なやつになれば本当の自分が見えてくる訳ですが(笑
日本人の性質上、自分を出せない人の方が多いのでしょう。

サインを昇華させる時には、対極のサインの性質を取り入れる必要があります。
【自己】牡羊座の反対側は天秤座
天秤座は、本質的にはノージャッジサインです。
未熟な天秤は良いや悪いでものごとを計るため批判的になりますが、最終的に「良いとか悪いでは計れないものってあるよね」っていう理解に行き着く(天秤のバランスを取る)ことを学ぶサインです。
その領域に達すると、牡羊座の良いも悪いも内包した素の状態の自分を認めることが出来るようになり、自己が確立されていきます。

一応断って置きますが、“天秤座のひとが批判的である”と言う話ではありません。
天秤座というサインの性質の話です。
しかし全ての人が天秤座の領域をホロスコープ上に持っていますから、全ての人は批判的であり、批判しないことを学ぶ必要性があるとも言えます。

天秤座は人間関係や他者を表すサインでもあり、天秤座を育てるには牡羊座が必要ということになります。
自己が確立され素の自分を認められるようになると、他者の素も認められるようになります。
そして他者の批判や他者との比較もあまりしなくなります。
“他人を批判しがちな人は自分を受け入れられていない”と言うのを聞いたことがある方もいるかと思いますが、それを占星術的に解説するとこのような感じになります。


これからは、本当の自分を生きる時代

でも、それは動物園で飼われていたライオンが野生に返されるようなものなのです。
ライオンは檻の中ではなく、広大な自然の中にいるのが本来のライオンらしい生き方です。
でも、今まで動物園にいたライオンが自力で獲物を狩るのは不可能です。
野生に還される場合、野生に戻る訓練をします。
「本当の自分を生きていい」と言われても、圧倒的に生き方の必要スキルが違うから。

求められているのは、そのくらいの変化です。

「本当の自分を生きていい」というのは、ある意味幸せで、ある意味残酷

動物は人間に獲物の狩り方(新しい生き方・本来の生き方)を教えてもらえるけれど、我々人間の本当の自分を生きる方法は人それぞれだから、当然自分で見つけ出さなきゃならない。

それこそ獅子(座)の自己表現が、キバを抜かれて眠っている状態。
みんな同じ。檻(枠)から出ちゃダメが染み付いてる。
水瓶座の対極のサインは獅子座です。

本当に欲しいものを、自力で掴み取る。
野生に戻る訓練の最終段階、実技試験のような時間がはじまります。